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【ドライバー、ハンマー編】バイク整備に使う工具を初心者にもわかりやすく解説

工具

工具と言えば【ドライバー】が思い浮かぶ方も多いと思います。

簡単に解説するとドライバーは、【プラスドライバー】【マイナスドライバー】が基本でネジの溝が【+】と【−】になっているネジを回して締め付けたり緩めたりをする為の工具となります。

他にも様々な種類のドライバーが存在しますが、バイク整備においては基本の【プラスドライバー】【マイナスドライバー】があれば大丈夫。

  • 実際バイク整備に使うドライバーはどれか
  • プラス、マイナスドライバーにも種類や大きさがあるけど
  • サイズとかあるのか

迷いますよね。

実際に昔私が使っていたドライバーは親父が日曜大工で使っていた大工用ドライバーでした。

サイズも気にしてなく、とりあえず家にあるドライバーを使ってましたし、100均でドライバーがいっぱい入っているからこれでいいやと精密ドライバーを買って使ってました。

そりゃサイズが小さすぎてネジの頭を潰す連続です。

知識が無いから当然ですが、なんか使いにくいなぁと感じながら過ごしていました。

今回の記事でバイク整備に使うドライバーが簡単にわかります

また、【ハンマー】もあまりバイク整備にイメージが無い方もいると思います。

そこまで使用頻度は高くありませんが、必要な工具の1つです。

ただ叩ければいいと思いますよね。

これまた昔は鉄の大工用ハンマーを使っていた経験もある私。

確かに大工用の鉄ハンマーでも使えます。

ただ使える所が限定的なので、結局は買い足す必要が出てきます。

それならば最初から必要なハンマーを購入している方がコスパがいいですよね。

どんな物でも奥は深いですが、今回は最低限これさえあればバイク整備に困らないように【ドライバー】【ハンマー】をわかりやすく解説をしていきます。

私がおすすめする【ドライバー】は、

・プラスドライバー

貫通型でグリップがゴム質の1、2、3番サイズの各1本づつ

・マイナスドライバー

貫通型でグリップがゴム質の3サイズ各1本づつ

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・ハンマー

コンビハンマー 1つ

これさえあればドライバーとハンマーは十分です。

理由はこの記事で説明していきますので最後までご覧ください。

ドライバーの分類

結合方法による分類

結合方法と言われても分かりにくいと思います。

簡単にいうとドライバーの芯が持ち手を貫通しているかしていないかの分け方です。

引用元:株式会社ベッセル公式HP

普通型

芯が途中までで固定されている型。

判断する方法としては、ドライバーの持ち手の末端(お尻)部分が持ち手と同じ素材であれば普通型です。

貫通型

芯が貫通しており末端(お尻)部分までありそこで固定されている型。

ハンマーで末端(お尻)を叩き強い振動を加えることで、硬く締まったネジやさびついて固着したネジが振動で緩みやすくなり回す事が出来る工具です。

使用時のポイント

硬くしまったネジを緩める時に、何回か貫通型で振動を与えても緩まない場合があります。

その場合はそれ以上はしないように注意。

相当硬く締まっているネジなのでやり過ぎるとネジの溝が潰れて(ナメて)回せなくなります。

その時は後で説明するショック(インパクト)ドライバーを使いましょう

ゲン
ゲン

貫通型の方が一石二鳥なので貫通型を購入しましょう。

普通型より高くなりますが、貫通型の方が使えます

磁石による分類

磁力(磁石)が先端についているかいないかの分け方。

先端からネジが落下しないように磁力を帯びているのが磁力付きドライバー。

ゲン
ゲン

磁力付きドライバーを選ぼう!

中に入り込んだ所のネジを触る時は落としたら大変だよ

ドライバー先端の種類

プラスドライバー

ネジ頭が十字型(+)になっているネジに使用する工具

一番安いネジとして使用される事が多い。

特に強度(トルク)があまり必要ない部分などに見られます。
(例えればプラスティック同士の結合などに)

ゲン
ゲン

たま〜にこんな所の部品にプラスネジ使う?って思う時あるけどね💦

マイナスドライバー

ネジ頭が一文字型(ー)になっているネジに使用する工具。

あまり使っている所は少ないですが、意外に重要で細かい部品にも使われているので必要な工具の一つです。
(例えばキャブレターと言われる部品内部にはマイナスネジがよく使われています)

ドライバーのサイズ

プラスドライバー

一般的にサイズは1〜4番まであります。

他にもサイズありますがバイク整備には使いません。

1番が小さく3番が大きいサイズとなります。

マイナスドライバー

プラスドライバーのように番号での割り振りはありません。

サイズ表のように軸長と刃幅で比較します。

引用元:株式会社ベッセル公式HP
軸長5075100125150200250300
軸径(強力級)55.5678999
軸径(普通級)555.567888
刃幅4.55.567891010
刃厚0.60.70.80.911.11.21.2
株式会社ベッセルHPより参考

使用時のポイント

ネジを確実に締めたり緩める為に、ネジのサイズが合ったドライバーを使いましょう。

1サイズ違うサイズでも締めたり緩めたりは可能です。

しかし、うまく噛み合わずネジの溝を潰して(ナメて)しまいます

見た目で判断しづらければ1度ネジ溝に当てがってフィットするのかチェックしましょう。

ドライバーの長さ

長さについてはかなりの数があります。

例えばプラスドライバーの一般的な長さは規格で決まっています。
1番=75mm 2番=100mm 3番=150mm 

短いドライバー、軸が異常に長いドライバーなど用途によって分ける必要があります。

ドライバーの軸形状

軸の形状としては丸軸と角軸があります。

角軸は必要なく下記写真のように根元が角軸になっているドライバーが使いやすいです。

丸軸は手で押さえながら回しやす

角軸はスパナなどを使い強い力(トルク)をかけることが出来るメリットなどがありますが、

根元だけ角軸のドライバーであれば両方とものメリットを使えます

スパナの工具の解説もしているのでそちらの記事もご覧下さい。

ドライバーのグリップ

グリップとは持ち手のこと。手に握る部分。

樹脂(プラスティック)

メリット:回しやすく、軽い、汚れが付きにくい  デメリット:滑る、強度が弱

樹脂(ゴム質)

リット:ゴム質なので滑りにくく回しやすい、力が入れやすい  デメリット:少し重い

他にも木質や鉄(ステンレスなど)がありますが、ほとんど整備では使っているのは見たことありません。

おすすめ特殊ドライバー【ショック(インパクト)ドライバー】

貫通型の説明にも名前だけ紹介したショック(インパクト)ドライバー。

メーカーによってショックドライバーやインパクトドライバーという。

この工具は、固着して(硬く締まってる)全く緩まないネジを衝撃と同時にネジを回す方向に衝撃の力を使って回してくれる便利な工具です

簡単にいうとハンマーの衝撃力(上からの力)をネジを回転する方向への力(回る力)に変える工具

ネジに対して

ネジが回る方向の力(+上からの力)= ネジにかかっている力

以上を出すことによって緩みます。

回す力と上からの力両方ともとても大事になります。

その両方を最大限に活かす工具がショック(インパクト)ドライバー。

ショック(インパクト)ドライバーを実際使っている動画を投稿しているのでぜひご覧下さい。

元バイク整備士のゲンおすすめ ドライバー工具

プラスドライバー

  • 貫通型
  • 磁力付き
  • サイズは1番、2番、3番の3種類
  • グリップはゴム質
  • 長さは、1番〜3番の規格サイズ
  • 軸は軸根元が角軸

貫通型の方が整備の幅が広がります

磁力付きの方がネジを落とすリスクが減ります。

サイズは1〜3番が多いのでその3種類で大丈夫

グリップはゴム質の方が滑らずに使いやすい。

長さは必要に応じて購入する事をおすすめします。

軸は丸軸や角軸を使い分けると工具が増えて邪魔になるので併用のタイプを選びましょう。

マイナスドライバー

  • 貫通型
  • 磁力付き
  • サイズは軸長の75、100、150
  • グリップはゴム質
  • 軸は軸根元が角軸

貫通型の方が整備の幅が広がります

磁力付きの方がネジを落とすリスクが減ります。

サイズはマイナスドライバーのサイズ表で軸長が75、100、150のサイズを選びましょう。

グリップはゴム質の方が滑らずに使いやすい。

軸は丸軸や角軸を使い分けると工具が増えて邪魔になるので併用のタイプを選びましょう。

バイク整備で使うハンマーの種類

素材の違いがあります。

  1. アルミ
  2. 真鍮
  3. 樹脂、ゴム

とあり、1番から順番に硬い材質順になっています。

建築用と整備用のハンマーは少し形状が違うので購入の際は気をつけましょう。

ゲン
ゲン

叩く部分の角が少し丸くなっているのが整備用だよ

主にバイク整備で使う場面でいえば、アクスルシャフトやエンジンハンガーシャフトを抜く際に鉄のハンマーを使って叩き抜きます。

あとは、エンジン分解時にシリンダヘッドとシリンダを分割する時はプラスティックハンマーを使って軽く叩きながら分割します。

このように使う場面は限定的ですが、使う場面は必ず訪れます。

鉄のハンマーとプラスティックハンマー両方持ってもいいですが、始めの方はコンビハンマーがあれば十分です。

コンビハンマーとは、片側が鉄素材でもう片側がプラスティック素材の2種類のハンマーを使える工具

バイク整備に使う工具 ドライバー、ハンマーのまとめ

・ドライバーの結合方法は普通型と貫通型

普通型は芯が途中までで固定されている型。

貫通型は芯が貫通しており末端(お尻)部分までありそこで固定されている型。

ハンマーで末端(お尻)を叩き強い振動を加えることで、硬く締まったネジやさびついて固着したネジが振動で緩みやすくなり回す事が出来る工具です。

使用時のポイント

硬くしまったネジを緩める時に、何回か貫通型で振動を与えても緩まない場合があります。

その場合はそれ以上はしないように注意。

相当硬く締まっているネジなのでやり過ぎるとネジの溝が潰れて(ナメて)回せなくなります。

その時は後で説明するショック(インパクト)ドライバーを使いましょう


磁力(磁石)が先端についているかいないかの分け方。

先端からネジが落下しないように磁力を帯びているのが磁力付きドライバー。


・ドライバーの先端に種類は、2種類

ネジ頭が十字型(+になっているネジに使用する工具。

ネジ頭が一文字型(ー)になっているネジに使用する工具。


・ドライバーのサイズ

プラスドライバーは、1番が小さく3番が大きいサイズとなります

マイナスドライバーは

サイズ表のように軸長と刃幅で比較します。

引用元:株式会社ベッセル公式HP
軸長5075100125150200250300
軸径(強力級)55.5678999
軸径(普通級)555.567888
刃幅4.55.567891010
刃厚0.60.70.80.911.11.21.2
株式会社ベッセルHPより参考

使用時のポイント

ネジを確実に締めたり緩める為に、ネジのサイズが合ったドライバーを使いましょう。

1サイズ違うサイズでも締めたり緩めたりは可能です。

しかし、うまく噛み合わずネジの溝を潰して(ナメて)しまいます

見た目で判断しづらければ1度ネジ溝に当てがってフィットするのかチェックしましょう。


・長さ

プラスドライバーの一般的な長さは規格で決まっています。
1番=75mm 2番=100mm 3番=150mm 


・軸の形状

角軸は必要なく根元が角軸になっているドライバーが使いやすい。

丸軸は手で押さえながら回しやす

角軸はスパナなどを使い強い力(トルク)をかけることが出来るメリットなどがありますが、

根元だけ角軸のドライバーであれば両方とものメリットを使えます


・グリップの種類は、2種類

プラスティック

メリット:回しやすく、軽い、汚れが付きにくい  デメリット:滑る、強度が弱い

ゴム質

メリット:ゴム質なので滑りにくく回しやすい、力が入れやすい  デメリット:少し重い


ショック(インパクト)ドライバー

ハンマーの衝撃力(上からの力)をネジを回転する方向への力(回る力)に変える工具

固着して(硬く締まってる)全く緩まないネジを衝撃と同時にネジを回す方向に衝撃の力を使って回してくれる便利な工具です

簡単にいうとハンマーの衝撃力(上からの力)をネジを回転する方向への力(回る力)に変える工具


・おすすめ工具

プラスドライバー

  • 貫通型
  • 磁力付き
  • サイズは1番、2番、3番の3種類
  • グリップはゴム質
  • 長さは、1番〜3番の規格サイズ
  • 軸は軸根元が角軸
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・ハンマーの種類

  1. アルミ
  2. 真鍮
  3. 樹脂、ゴム

1番から順番に硬い材質順になっています。

建築用と整備用のハンマーは少し形状が違うので購入の際は気をつけましょう

鉄のハンマーとプラスティックハンマー両方持ってもいいですが、始めの方はコンビハンマーがあれば十分です

ドライバー、ハンマー編の勉強は終了となります。

ゲン
ゲン

ありがとうございました〜!

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