バイクや車のワックスは乗り物が好きな方は絶対に通る道。
愛車を天気のいい日に頑張って洗車してワックスを掛けてピカピカに。
それを眺めながらの一服は…最高。
みなさんはワックスにこだわりはありますか?
- 種類が多すぎて何を選べばいいか分からない
- 固形と半ねりの違い
- 液体ワックスは効くのか
- 値段もピンキリで高いのは効果あるのか
いろいろな疑問や思いがあると思います。
「とりあえずこれでいっか」とホームセンターやオートバックスなどで売られているワックスを使っていませんか?
「安すぎても高すぎてもあれだし」と価格が中間ぐらいのワックス買ってませんか?
私も以前は「どうせすぐにワックスの効果が薄れるし、なんでもいいや」とホームセンターに売ってある適当な半ねりワックスを使っていました。
下記画像の商品よく買ってました。
(理由は日本と書いてあるから)
引用元:楽天市場雑貨&カー用品 アーティクル
決してこの商品が悪い訳ではありません。
ただせっかく時間と労力を使って愛車をキレイにするのなら、しっかりワックスの事を理解して自分の思うワックスを使って欲しいと思います。
私が実際に使っているワックスは、
バイクにはシュアラスターのエクストラプレミアムフォーミュラ一択です。
車は基本GYEONのBathe+(バス プラス)を使って、艶が落ちてきたらシュアラスターエクストラプレミアムフォーミュラを使います。
どちらもすごくいい商品ですので後で解説させて頂きます。
どんな商品でも奥は深いです。
専門的な事はなるべくかいつまんでわかりやすく解説したいと思います。
ワックスはすごい種類が存在するので悩むと思います。
値段や性能だけでなく使い勝手や洗車頻度によっても変わってくるので、この記事で理解して愛車の為にこれだという商品を探していきましょう。
バイクのワックスの種類は3種類+1種
ワックスの形状で分けると、次の3種類です。
(番外編でコーティングも紹介します。)
- 固形ワックス
- 半ねりワックス
- 液体ワックス
- (番外編)コーティング
・固形ワックス
固形形状のワックスで、1番古くから使われているワックスとなります。
メリットは、艶出しには1番効果があるワックスで耐久性も高い。ある程度水に濡れていても施工は可能。
デメリットは、ムラが出やすく拭き取りがしにくく扱いが少し手間。冬は固形ワックスが固まってなかなか溶けず塗れない。また、価格が高価。
・半ねりワックス
固形形状ですが、水分量が多いのでやらかいワックスとなります。
メリットは、作業性が楽でワックスを塗りやすく、拭き取りやすい。また、コンパウンドなどを入れる事で傷消し効果を期待出来る商品や撥水性を向上させている商品などもあります。艶も固形ワックスには劣りますが、それなりには出ます。また、価格は安価。
デメリットは、耐久性が固形ワックスと比べると劣るので施工頻度は高め。また、水分が付いていると施工は出来ない。
・液体ワックス
水分量が1番多い液体状のワックスとなります。
メリットは、作業性がかなり楽。商品によっては、洗車の洗剤として使ってそのまま拭き上げると終わります。いろいろな成分を含ませる事でさまざまな効果が期待出来ます。また、価格は安価。
デメリットは、耐久性は低く、艶は固形や半ねりワックスには劣ります。
一覧表で比較してみました。
艶 | 耐久性 | 作業性 | 機能性 | 価格 | |
固形ワックス | ◎ | ◎ | × | × | 高い |
半ねりワックス | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | 安価 |
液体ワックス | △ | △ | ◎ | ◎ | 安価 |
・番外編 コーティング
ガラスコーティングなどいろいろな種類があります。
メリットは、長寿命で1度施工するとものによっては10年ぐらい持続する。
デメリットは、高価で施工が専門的。
バイクの固形ワックスの特徴や性能
固形ワックスには、種類があります。
- 天然系ワックス
- 石油系ワックス
天然系ワックス
一般的のによく売られている商品とは違って、天然成分をベースに作っているワックスの事をいいます。
天然系ワックスにも種類があります。
このように基本的には天然系ワックスとは、植物系の【カルバナロウ】になります。
カルバナロウはブラジル北東部に自生するカルナバロウヤシの葉から作られます。
天然系の蝋では最も硬度(硬さ)が高く、艶と低刺激性で保湿効果もある事から、ワックス以外にも口紅など化粧品などにも使われている蝋となります。
ガルバナロウにもグレードがあり、葉っぱの年齢と精製レベルによってT1→T2→T3と変わります。
T1のガルバナロウが1番高品質で他のグレードのカルバナロウと比べると明るい色で匂いも少ないのが特徴。
そのままのカルナバロウの状態ではなんとコンクリートより硬いみたいで、そのままでは使えません。
その為キャリヤオイルと呼ばれるカルバナロウを柔らかくする為のオイルなどを混ぜる事でワックスとして使えるようになります。
キャリアオイルにも種類があり、【鉱物油】【シリコンオイル】【植物油】【合成エステル】があります。
このキャリアオイル以外のもさまざまなオイルや蝋、香料などを混ぜて作るのでそれぞれの特性がある天然ワックスがあります。
ここで注意点として、天然ワックスと言っても石油系溶剤が一切含まれないという訳ではありません。
各メーカーなどによって石油系溶剤が入っている、入っていない商品があります。
ベース蝋の話となりますのでご注意下さい。
石油系溶剤は塗装に悪いから使わないなどあるみたいです。
使っている量や配分で良いか悪いかだと思うので、それぞれの判断次第かと思います。
天然系ワックスのメリットは、
- 自由度が高い
- 紫外線を低減
- スケールが固着しにくい
- コーティング車にも施工出来る
1.自由度が高い
耐久性や撥水性、透明感のある艶、濡れたような艶など目的や好みによってアレンジしていく事が出来ます。
たくさんの種類があるキャリアオイル、蝋から自分の好みで選ぶ事によって可能になります。
2.紫外線を低減
カルナバロウヤシはカルバナロウを分泌し葉をコーティングする事で、木の水分を蓄える性質があります。
さらに、紫外線に強く油分を保持する効果がある。
これがワックスとして塗装を紫外線から守る事に繋がっています。
3.スケールが固着しにくい
そもそもスケールとは、雨や水道水に含まれるミネラル分(無機物)が乾燥して残った物が結晶化したもの。
簡単にいうと水垢です。
引用元:撥水道場
よくあるのが、洗車後に水滴が付いたまま放っておくと、水分だけが蒸発してミネラル成分が残って出来てしまいます。
このスケールが1番見た目の美観を損ねます。
そのスケールが付着しにくいのがメリットですが、他のワックスより圧倒的に付着しにくいだけなので、こまめな洗車や吹き上げなどをしっかりしないと固着します。
4.コーティング車にも施工出来る
コーティングしているバイクにもその上からワックスを塗る事が出来ます。
コーティングを守る事にも繋がるのでおすすめします。
天然系ワックスのデメリットは、
- 施工が手間
- 価格が高価
- 有機物汚れが付きやすい
1.施工が手間
半ねりや液体ワックスに比べると圧倒的に作業工程が多く施工に手間が掛かります。
手早くキレイにしたい方にはデメリットとなります。
2.価格が高価
天然の原材料の価格が非常に高価で、さらにカルナバロウのグレードによってかなり左右されます。
3.有機物汚れが付きやすい
有機物とは、排気ガスや花粉、鳥のフンなどがあります。
無機物には強いですが、有機物には弱い性質があります。
しかし、成分の配合によっては克服している商品もあるかもしれません。
天然系ワックスの施工方法は、
- 気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
- 専用のクリーナーで古いワックス(油分)を取る
- 専用の下地材をワックス前に塗る
- ワックスをスポンジではなく、マイクロファイバー素材のアプリケーターで塗る
- 約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
※大前提洗車してからの施工方法です。
1.気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
気温が高く、湿度が低い時に乾燥硬化が早まります。その為、あまりに気温が低いと塗ってから硬化するまでにかなり時間が掛かってしまいます。
他のワックスと違って塗ってから拭き取るまで時間が掛かってしまいますので風が強い日などは砂埃やゴミが付着して傷を付けてしまうリスクもあります。
2.専用のクリーナーで古いワックス(油分)を取る
古いワックスや油分があるとその上からワックスを塗る事になる為、本来の艶や効果がなくなります。
専用のクリーナーで十分に落としましょう。
(専用のクリーナーは付属する事があります)
3.専用の下地材をワックス前に塗る
古いワックスや油分を取ったら次は下地処理です。
こちらも専用の下地材があるのでそれを塗ります。
4.ワックスをスポンジではなく、マイクロファイバー素材のアプリケーターで塗る
普段目にするワックスに入っているスポンジで塗るのではなく、マイクロファイバー素材のアプリケーターで塗ります。
マイクロファイバーのアプリケーターを使う理由は、薄く塗る事で拭き取りが簡単になります。
また薄く塗る事で厚塗りを無くしワックスの消費量を節約する事も出来ます。
ワックスを塗る時は蓋を開けっぱなしにするとオイルが揮発(蒸発)するので都度蓋は閉めましょう。
軽い力で円運動では無く直線的に塗り込む事でムラになりにくく出来ます。
また極力薄く塗り込み、厚く塗ってしまったら都度拭き取り調整します。
温めると塗りやすいよ!
5.約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
ワックスの種類によって違いますが、大体20分〜30分程度乾燥させてからキレイなマイクロファイバークロスで拭き取ります。
薄塗りが出来ていると引っ掛かりがなくスムーズに軽く拭き取る事が出来ます。
石油系ワックス
主成分が石油溶剤で出来ているワックスです。
カルバナロウが含まれている商品もありますが、含有量が少ない。
石油溶剤と少量のカルバナロウで構成されて、あまりラインナップは作れないがコンパウンドなどを入れる事で様々な機能性を追加している。
石油系ワックスのメリットは、
- 一時的な艶出し効果
- 撥水効果
- 傷消しなど機能性がある
- 施工が簡単
- 価格が安価
1.一時的な艶出し効果
天然系ワックスに比べると簡単に施工ができ艶出し効果がある。
2.撥水効果
撥水効果のある溶剤を入れる事で実現出来る。
3.傷消しなど機能性がある
コンパウンドを含めたり様々な機能を追加出来る。
4.施工が簡単
天然系ワックスに比べ柔らかく塗りやすい。
5.価格が安価
天然系ワックスに比べて価格は良心的。
石油系ワックスのデメリットは、
- 耐久性が低い(紫外線への耐久も)
- 塗り重ねが出来ない
- 有機物汚れが付きやすい
- コーティング車には施工出来ない(特にコンパウンド入り)
- 商品によって水が付いていると施工出来ない
1.耐久性が低い(紫外線への耐久も)
天然系ワックスと比べると耐久性が低い。
紫外線への耐久も低い。
(紫外線対策商品もあるようですが、天然系ワックスに比べると劣る。)
2.塗り重ねが出来ない
溶剤が先に塗ったワックスを除去してしまう為。
3.有機物汚れが付きやすい
これは天然系ワックスと同じ。
4.コーティング車には施工出来ない(特にコンパウンド入り)
コーティングの上にワックスがのりにくい。
コンパウンド入りだとコーティング自体を削ってしまいます。
石油系ワックスの施工方法は、
- 気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
- 付属のスポンジを濡らしワックスを塗る
- 約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
※大前提洗車してからの施工方法です。
1.気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
天然系ワックスと同じで気温と湿度を気をつけます。
2.付属のスポンジを濡らしワックスを塗る
付属のスポンジを水で濡らし固く絞ります。
その状態でワックスを軽い力で円運動では無く直線的に塗り込みます。
3.約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
ワックスの種類によって違いますが、大体20分〜30分程度乾燥させてからキレイなマイクロファイバークロスで拭き取ります。
このように天然系ワックスに比べるとかなり施工は楽になると思います。
バイクの半ねりワックスの特徴や性能
基本的に固形ワックスの石油系ワックスに水分、防腐剤などを含めた商品です。
成分の50%を水が占めていて、水が腐らないように防腐剤が入っている。
半ねりワックスのメリットは、
- ワックスの伸びがいい
- 価格が安価
- 傷消しなど機能性がある
1.ワックスの伸びがいい
半分が水分なのでワックス自体が非常に柔らかく塗る時に伸びがいいので塗りやすい。
2.価格が安価
半分が水分なので価格が抑えられて安価。
3.傷消しなど機能がある
コンパウンドや撥水効果を増やす溶剤などを含むことが出来るので様々な機能が追加出来る。
半ねりワックスのデメリットは、
- 蝋が少ないので艶が悪い
- 耐久性が低い
- 水分が付いていると施工出来ない
1.蝋が少ないので艶が悪い
半分が水分の為蝋成分が少なくなりどうしても艶が出ない。
2.耐久性が低い
石油系ワックスよりかなり耐久性は劣ります。
理由は簡単で水分が多いから。
3.水分が付いていると施工出来ない
ボディに水分が付いているとワックスが濡れないので施工が出来ない。
半ねりワックスの施工方法は、
- 気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
- 付属のスポンジを濡らしワックスを塗る
- 約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
基本的には固形の石油系ワックスと同じ要領で行います。
固形の石油系ワックスよりさらに早く、楽に出来ますが、水濡れ状態では出来ないので注意が必要です。
洗車後はしっかり拭き上げてからワックスを塗ろう!
バイクの液体ワックスの特徴や性能
液体ワックス
半ねりワックスよりさらに水分量が多い液体状のワックスです。
商品の中には蝋が入っていないタイプで、シリコンオイルを乳化させた商品やポリマーシリコンを入れて撥水を高めている商品などがあり種類は豊富です。
液体ワックスのメリットは、
- 施工が簡単で早い
- 価格が安価
- 機能性が高い
1.施工が簡単で早い
1番のメリットといえば、簡単で早い。
商品によって違いますが、洗車の洗剤変わりに使って終わらせるタイプもあるぐらい簡単に施工が出来ます。
2.価格が安価
半ねりワックスより少しだけ価格が高い商品もありますが、比較的安価に商品が提供されています。
3.機能性が高い
溶剤にいろいろな用途を入れる事で撥水や艶などの効果を持たせている商品が豊富にあります。
液体ワックスのデメリットは、
- 耐久性が低い
- 艶がない
1.耐久性が低い
全てにおいて耐久性が低いです。
いろいろな機能性がありますが、どれも結局耐久性が無いのでお手入れの頻度は上がります。
2.艶がない
商品によっては艶を出す為の機能を追加しますが、固形ワックスや半ねりワックスに比べると明らかに艶はありません。
液体ワックスの施工方法は、商品によって違いますので省略します。
タイヤワックス
あまりバイクには使うことはありませんが、タイヤワックスも液体ワックスの分類になります。
タイヤワックスはタイヤ=ゴム製品に対してのワックスなので成分が違います。
油性と水性に分かれます。
・油性タイプ
石油系の溶剤にシリコンを溶かした商品です。
メリットは、
- 艶や光沢が良く水にも強いので耐久性も高い
デメリットは、
- タイヤは化学製品に対して耐久が低いのであまり使いすぎるのは良くない
・水性タイプ
シリコンを水の中に乳化させている商品です。
メリットは、
- シリコンの膜がタイヤを守り汚れや劣化を防止
デメリットは、
- 水とは相性が悪いので雨などですぐに流れてしまう
バイクのコーティングの特徴や性能(番外編)
車の方がイメージしやすいですが、最近ではバイクにもコーティングされている車両もあります。
コーティングにも種類があります。
- ポリマー(樹脂)コーティング
- ガラスコーティング
- セラミックコーティング
1.ポリマー(樹脂)コーティング
メリットは、
- ワックスより耐久性があり持続性がいい
デメリットは、
- 熱による劣化で剥がれやすい
- 酸性雨や紫外線に弱い
2.ガラスコーティング
メリットは、
- ガラス被膜が作られるので光沢や艶が良い
- 紫外線や汚れに強い
- 耐久性が高い(約3年〜5年)
デメリットは、
- 酸性雨に弱い
- 費用が高額
3.セラミックコーティング
メリットは、
- 一度硬化すると薬品などでは剥がれない
- 物理的にコンパウンドで削らないと剥がれない
- 被膜が厚いので光沢や艶が良い
- 耐久性が高い(約7年〜10年)
- 酸性雨や除雪剤、塩害などのダメージが受けづらい
デメリットは、
- とにかく費用が高額
元バイク整備士のゲンおすすめワックス
おすすめする商品は2点。
シュアラスター エクストラプレミアムフォーミュラ
固形ワックスの石油系になります。
半ねり感はありますが、柔らかく施工は楽に出来ます。
同じ固形ワックスの石油系に比べると何より艶と耐久性があります。
固形ワックスの天然系に比べると艶や耐久性は劣りますが、愛車なのでこまめに磨きたくなるので石油系でもいいと思います。
また、バイクは塗装するという選択肢もあるのでコーティングなども私自身はおすすめしません。
塗装すると違うバイクに乗っている気分も味わえます。
実際に使用している動画を投稿しているのでご覧ください。
GYEON Bathe+(バス プラス)
液体ワックスの分類になります。
もちろんバイクにもおすすめしますが、車にもおすすめします。
洗車の洗剤をこれに変えて洗車してしっかり拭きあげれば完了です。
撥水性と艶、耐久性もそれなりにあります。
使用する量も少量でいいのでかなりコスパが良い商品になります。
1度使ったらやめられません。
バイクのワックスまとめ
ワックスの種類は、
- 固形ワックス
- 半ねりワックス
- 液体ワックス
- (番外編)コーティング
ワックスの一覧表で比較すると、
艶 | 耐久性 | 作業性 | 機能性 | 価格 | |
固形ワックス | ◎ | ◎ | × | × | 高い |
半ねりワックス | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | 安価 |
液体ワックス | △ | △ | ◎ | ◎ | 安価 |
・固形ワックス
固形ワックスには種類があり、
- 天然系ワックス
- 石油系ワックス
・天然系ワックス
一般的のによく売られている商品とは違って、天然成分をベースに作っているワックスの事をいいます。
天然系ワックスとは、植物系の【カルバナロウ】になります。
その為キャリヤオイルと呼ばれるカルバナロウを柔らかくする為のオイルなどを混ぜる事でワックスとして使えるようになります。
キャリアオイルにも種類があり、【鉱物油】【シリコンオイル】【植物油】【合成エステル】があります
天然ワックスと言っても石油系溶剤が一切含まれないという訳ではありません。
天然系ワックスのメリットは、
- 自由度が高い
- 紫外線を低減
- スケールが固着しにくい
- コーティング車にも施工出来る
天然系ワックスのデメリットは、
- 施工が手間
- 価格が高価
- 有機物汚れが付きやすい
天然系ワックスの施工方法は、
- 気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
- 専用のクリーナーで古いワックス(油分)を取る
- 専用の下地材をワックス前に塗る
- ワックスをスポンジではなく、マイクロファイバー素材のアプリケーターで塗る
- 約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
・石油系ワックス
主成分が石油溶剤で出来ているワックスです。
石油系ワックスのメリットは、
- 一時的な艶出し効果
- 撥水効果
- 傷消しなど機能性がある
- 施工が簡単
- 価格が安価
石油系ワックスのデメリットは、
- 耐久性が低い(紫外線への耐久も)
- 塗り重ねが出来ない
- 有機物汚れが付きやすい
- コーティング車には施工出来ない(特にコンパウンド入り)
- 商品によって水が付いていると施工出来ない
石油系ワックスの施工方法は、
- 気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
- 付属のスポンジを濡らしワックスを塗る
- 約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
・半ねりワックス
基本的に固形ワックスの石油系ワックスに水分、防腐剤などを含めた商品です。
半ねりワックスのメリットは、
- ワックスの伸びがいい
- 価格が安価
- 傷消しなど機能性がある
半ねりワックスのデメリットは、
- 蝋が少ないので艶が悪い
- 耐久性が低い
- 水分が付いていると施工出来ない
半ねりワックスの施工方法は、
- 気温が低いと硬化時間が掛かるのである程度気温が高く、湿度が低い日に
- 付属のスポンジを濡らしワックスを塗る
- 約30分程度硬化させてから吹き上げ(商品によって違う)
・液体ワックス
半ねりワックスよりさらに水分量が多い液体状のワックスです。
液体ワックスのメリットは、
- 施工が簡単で早い
- 価格が安価
- 機能性が高い
液体ワックスのデメリットは、
- 耐久性が低い
- 艶がない
・タイヤワックス
タイヤワックスはタイヤ=ゴム製品に対してのワックスなので成分が違います。
・油性タイプ
メリットとデメリット
- 艶や光沢が良く水にも強いので耐久性も高い
- タイヤは化学製品に対して耐久が低いのであまり使いすぎるのは良くない
・水性タイプ
メリット、デメリット
- シリコンの膜がタイヤを守り汚れや劣化を防止
- 水とは相性が悪いので雨などですぐに流れてしまう
・コーティング
コーティングの種類は、
- ポリマー(樹脂)コーティング
- ガラスコーティング
- セラミックコーティング
ポリマー(樹脂)コーティングのメリット、デメリット
- ワックスより耐久性があり持続性がいい
- 熱による劣化で剥がれやすい
- 酸性雨や紫外線に弱い
ガラスコーティングのメリット、デメリット
- ガラス被膜が作られるので光沢や艶が良い
- 紫外線や汚れに強い
- 耐久性が高い(約3年〜5年)
- 酸性雨に弱い
- 費用が高額
セラミックコーティングのメリット、デメリット
- 一度硬化すると薬品などでは剥がれない
- 物理的にコンパウンドで削らないと剥がれない
- 被膜が厚いので光沢や艶が良い
- 耐久性が高い(約7年〜10年)
- 酸性雨や除雪剤、塩害などのダメージが受けづらい
- とにかく費用が高額
元バイク整備士のゲンおすすめワックス
以上が【バイクにワックスを塗ろう!】となります。
ありがとうございました!
他にも工具の記事などもあるのでご覧ください。