【ソケットレンチ】が個人的に1番使う工具です。
ソケットレンチは、ボルトやナットを締めたり緩めたりする工具です。
【ラチェットハンドル】などと呼ぶ事もありますが、この記事では【ソケットレンチ】と呼びます。
初めてこのソケットレンチを使った時は感動した記憶があります。
それまでは、スパナやレンチでボルトやナットを回していたのですごく時間が掛かっていました。
それがソケットレンチを使えば倍以上の速さで進み、力も掛けやすい。
これを発明した人に脱帽です。
- たくさん種類があるけど…
- 大きさも色々あってどれがいるのわからない
- 付ける部品が多くて何がいるのかわからない
確かにたくさんの種類やサイズが存在しています。
すべてのソケットハンドルには使い分けがあります。
しかし、初めの方は
・ソケットハンドル(差込角3/8インチ)
・6角スタンダードソケット 6〜19サイズ
・エクステンションバー
これがあれば大抵の整備は可能になります。
足りない時はその時に買い足すようにしましょう。
このレンチとこのサイズだけあれば大丈夫という訳ではありません。
サイズや種類はあればあるだけ整備の幅は広がるのが工具です。
工具選びに沼らないように注意しましょう。
ソケットレンチは、ハンドルと組み合わせて使う工具
ソケットとハンドルを組み合わせて使う工具で、
ボルトやナットを回転させて締めつけたり緩めたりするために使用する工具がソケットレンチ(ソケットハンドル)です。
ソケットを取り替えれば、違うサイズのボルトやナットに対応でき、使い勝手の良さに優れています。
ソケットレンチ各部の呼び方
ソケット
・口径
ボルトやナットをはめ込む部分。
・差込角(さしこみかく)
口径の逆側でハンドルと連結する部分。
ハンドル
・差込角(さしこみかく)
ソケットと連結する部分。
・ヘッド
ハンドルの頭部分。
・プッシュボタン
ソケットとハンドルの連結を外す時に押して連結を外す部分。
(無い商品もあります。)
・切替レバー
回転方向(ボルトなどを締める方向、緩める方向)を切り替えるレバー。
・ハンドル
持ち手部分。
ソケットレンチの種類とアタッチメント
ソケット
6角ソケットと12角ソケット(スタンダードタイプ)
6角ソケットの特徴は、接触面が広くボルトがナメにくいので、大きなトルクをかける工具。
12角ソケットの特徴は、位置調整が簡単で、少ない振り角で使える工具。
ディープソケット
スタンダードタイプより長く、飛び出したボルトにも届く工具。
短いソケットでは届かない場所にも使える。
ヘキサゴンソケット
ヘッド部が六角形のヘキサゴンソケットといいます。
六角穴付きボルトを回す際に使う工具。
六角棒レンチのソケット版です。
ヘキサゴンレンチについては記事がありますのでご覧下さい。
ハンドル
ラチェットハンドル
回転する方向を固定するラチェット機構により、
レンチをボルトやナットにはめ込んだまま効率的に作業が出来る工具。
(時計回りが動けば反時計回りには回らず固定される。)
ラチェットハンドルの中でも首振りタイプ、コンパクトタイプなどあります。
スピナハンドル
先端の差込角部が90度まで曲がる仕組みで、仮締めや本締めをする工具。
ハンドル部が長いタイプは力を掛ける部分の作業に最適。
ラチェット機構ではないため故障の心配も少ないです。
T型ハンドル
文字通りアルファベットのT字型になっている工具。
片手でT字の下を持ち、もう片方の手で上部のバーをクルクルと回すことでボルトやナットを素早く回すことができる工具。
狭い場所では使えないので注意。
番外編 トルクレンチ
トルクレンチとは
どれくらいの力で締付けているかを測定する工具で、精密機器です。
ボルトやねじを適正トルクで締め付けるために使用します。
トルクレンチにも様々な種類があり、締付けトルクの確認方法で分類すると【直読式】と【シグナル式】
(写真はシグナル式)
また記事を上げます。
アタッチメント
ユニバーサルジョイント
ソケットとハンドルの間に取り付けてソケットの角度を自由に変えられる便利な工具。
これにより、垂直方向だけでなく、斜め方向からもハンドル操作が可能になり、
狭い場所や手が入りにくい場所でもソケットを使えます。
(慣れるまでちょっと時間掛かります。)
ソケットアダプター
違う差込角のソケットとハンドルを接続するための工具。
変換アダプタ―とも呼ばれます。
エクステンションバー
ソケットを延長させるための工具。
手が届かない場所の作業をするには必要な工具。
長いものから短いものまでたくさんの種類があります。
番外編 クイックスピナー
ソケットとハンドルの間に連結させて使う工具。
ボルトやナットを素早く締め付けたり、ハンドルを使わずに直接ソケットに付けて回したりすることが出来る工具。
繰り返しの作業の時かなり使えます。
クイックスピナーはおすすめだよ!
ソケットレンチの差込角選び方
差込角には種類があります。
- 6.3mm(1/4インチ) 小
- 9.5mm(3/8インチ) 中
- 12.7mm(1/2インチ) 大
があります。(まだサイズはありますが、この3サイズで十分です。)
工具メーカーによって表示する規格サイズが違います。
なので単純に1/4は小さいソケット、3/8は中ぐらい、1/2は大きいで覚えましょう。
差込角が大きくなるほどシンプルに強い力で締め付けられるようになり、大きなサイズのねじを回せるようになります。
引用元:KYOTO TOOL CO., LTD.(K T C)
ソケットレンチの使い方
- ボルト、ナットのサイズに合ったソケットを用意。
- ラチェットハンドルの切替レバーの向きを確認。
- ソケットとハンドルを連結。
- 先に締める所まで手で締める。
- ソケットレンチで更に締める。
(奥までしっかりと差し込むこと) - ハンドルをしっかり持ち適切な力で締める。
元バイク整備士のゲンおすすめ ソケットレンチ工具
ソケットハンドル(差込角3/8インチ)+6角スタンダードソケット(6〜19サイズまで)
あとは、エクステンションバーは必要。
クイックスピナーもあればなお作業効率UP!
まとめ
ソケットとハンドルを合わせて使う工具で、
ボルトやナットを回転させて締めつけたり緩めたりするために使用する工具がソケットレンチ(ソケットハンドル)です。
ソケットを取り替えれば、違うサイズのボルトやナットに対応でき、使い勝手の良さに優れています。
それぞれの種類がたくさんありましたね。
ソケット
- 6角ソケット
- 12角ソケット
- ディープソケット
- ヘキサゴンソケット
ハンドル
- ラチェットハンドル
- スピナハンドル
- T型ハンドル
アタッチメント
- ユニバーサルジョイント
- ソケットアダプター
- エクステンションバー
- クイックスピナー
差込角の種類は
- 6.3mm(1/4インチ) 小
- 9.5mm(3/8インチ) 中
- 12.7mm(1/2インチ) 大
使い方は
- ボルト、ナットのサイズに合ったソケットを用意
- ラチェットハンドルの切替レバーの向きを確認
- ソケットとハンドルを連結
- 先に締める所まで手で締める
- ソケットレンチで更に締める
(奥までしっかりと差し込むこと) - ハンドルをしっかり持ち適切な力で締める
優先して揃えたい工具は、
ソケットハンドル(差込角3/8インチ)+6角スタンダードソケット(6〜19サイズまで)
あとは、エクステンションバーは必要(クイックスピナーもおすすめ)
いっぱい数はありますし、私自身も全ては持っていません。
少しづづやりながら必要な工具があれば買い足していくようにしましょう。
ソケットレンチ編の勉強は終了となります。
ありがとうございました!